中小企業こそ実践したい!
チームビルディングのイロハ
新メンバーがスムーズになじむ
成功するオンボーディング計画
「従業員にやる気がない」「人が育たない」「すぐに辞めてしまう」
といった、人に関する悩みを抱えていませんか。
従業員のモチベーションをアップし、企業を成長させる
理想の組織はどうすればつくれるのかを紹介します。
- オンボーディング
- 組織社会化
- 沢渡あまね
この記事のポイント
- 新メンバーを迎えるには組織社会化が欠かせない
- ほどよい自己開示でコミュニケーションを円滑にする
- お互いの常識を押しつけ合わない組織を目指す
新しいメンバーを迎えるときには期待が高まるものだ。加わるメンバーがスムーズに組織になじみ、能力を最大限に発揮し活躍できれば、組織は一層活性化する。慢性的な人手不足の深刻度が増す現在、新しい人材が組織に定着し、無事ランディングするにはどうすれば良いのか。図Aは、新入社員が社会人生活で感じる不安についてのアンケート結果(上位6項目を抜粋)だ。最多の「仕事が自分の能力や適性に合っているか」とほぼ同率の項目が、「上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか」という職場の人間関係だ。「会社の雰囲気になじめるか」という、組織に対する不安も見受けられる。
図A 社会人生活で不安に感じること
画面を拡大してご覧下さい。
※最大3つまで回答、上位6項目を抜粋
組織に新たなメンバーが加わるタイミングで重要なのが「組織社会化」だ。組織社会化とは、新メンバーが組織の文化や言葉になじみ、既存メンバーとお互いを理解し合いながら仕事の進め方や知識を習得し、心地よい状態で成果を発揮できるようにするための行動・プロセスをいう。組織社会化は、新たに加入するメンバーに対して等しく必要な取り組みで、新入社員・中途採用を問わない。
多くの企業や自治体で組織開発を手掛ける沢渡あまね氏は、「一般的に、新卒新入社員に対しては新人研修を行い、組織社会化への準備をするケースが多い。しかし中途採用社員に対しては、悪気なく"お手並み拝見"モードになってしまいがちです」と指摘する。組織が変われば文化も異なる。社会人生活の経験者だとしても、新しい組織においては日々の業務で使われる言葉や申請の手順も異なる。受け入れる側にとっては当たり前のやり方に、新しいメンバーがとまどうケースも少なくない。新卒者と同様、丁寧なサポートを心がけたい。
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沢渡 あまね
あまねキャリア代表取締役1975年生まれ。作家、企業顧問、ワークスタイルおよび組織開発専門家。「組織変革Lab」主宰。ダム際ワーキング協会共同代表、大手企業 人事部門・デザイン部門ほか顧問。プロティアン・キャリア協会アンバサダー、DX白書2023有識者委員。日産自動車、NTTデータなど(情報システム・広報・ネットワークソリューション事業部門などを経験)を経て現職。400以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。趣味はダムめぐり。#ダム際ワーキング 推進者。組織改革・マネジメント変革に関する著書多数。