それアウトです!
態度
男性上司が男性従業員のお尻を軽くたたいて激励
企業におけるコンプライアンス違反が頻繁に取り沙汰されている。
昨今、何気なく発した一言やしぐさがきっかけで大問題に発展するケースも少なくない。本コラムでは、つい言ってしまいがちなキーワードや態度から、なぜそれが「アウト」なのかを掘り下げよう。
- 身体的接触
- パーソナルスペース
- ハラスメント
男性の経営者や上司が同性の部下を激励するときに、ポンと軽くお尻をたたく──。職場ではあり得る行為だ。行う側は「異性に対してだとセクハラだが、同性同士なら問題ない」と考えてはいないだろうか。
スポーツの現場では、仲間同士でハグをする、肩を組む、体を軽くたたくといった行動が見られる。いわゆる「体育会系」でボディータッチに抵抗がない人もいる。しかし、職場においては同性間でも身体的接触はセクハラとなるケースがある。
2025年6月号で、パーソナルスペース(一般に両手を広げた距離に当たり、横方向より正面方向の方が広い)について言及した。この範囲内に他人が入ると、入られた側は無意識に緊張する。互いの関係性や個人差による違いはあるものの、体への接触は自分が想像する以上のダメージを相手に与えることがある。
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監修
稲尾 和泉
クオレ・シー・キューブ 取締役2003年4月からクオレ・シー・キューブにてカウンセラーおよび研修講師。産業カウンセラー、キャリア・コンサルタント、精研式SCT(文章完成法テスト)修士、日本キャリア・カウンセリング学会会員。共著に『パワーハラスメント』(日本経済新聞出版)など