トレンドを読み解く今月の数字

ちまたには様々な数字があふれている。それらは時に大きな意味を持つ。
「数字」から世の中の事象を切り取ってみよう。

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~日本の世界平和度指数ランキング~

Number Of The Month

Font "DSEG" by Keshikan. SIL Open Font License 1.1

世界各地で紛争が絶えない昨今、平和が脅かされていると感じる向きも多い。目には見えない「平和」を分かりやすく可視化するのが、「世界平和度指数(Global Peace Index)」だ。世界の国や地域の平和を相対的に捉えて指数化するもので、オーストラリアを拠点とする国際的シンクタンク「経済平和研究所(IEP)」が、2007年から毎年発表する。「社会の安全・治安」「現在進行中の国内外の紛争」「軍事化」の3つの領域からなる23の指標で評価され、スコアが低いほど平和であると判断される。

2025年に発表されたランキングでは、対象となる163カ国・地域中、1位はアイスランドで平和度指数のスコアは1.095。ちなみに同国は18年連続で首位をキープする。2位はアイルランド(スコア1.260)、3位はニュージーランド(スコア1.282)と続き、日本は今回12位(スコア1.440)だ。逆にワースト1位、つまり最も平和でない国はロシア(スコア3.441)で、次がウクライナ(スコア3.434)だった。

IEPによれば世界全体の平和度指数は2014年から年々上昇しており、2025年の時点で前年からスコアが改善した国は74に対し、悪化した国は87と上回る。国家間の紛争は59件に上り、第2次世界大戦終結以降で最多だ。とりわけインド・パキスタン間の武力衝突に代表されるように、南アジア地域(※1)の平和度指数が大幅に悪化した。

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